インフルエンザの発症予防について
2016-11-06
一般的に、インフルエンザの流行は、例年11月から12月にかけて始まり、1月から2月にピークを迎え、3月ごろまで続きます。
最近小児科の学会雑誌に、インフルエンザの予防に関する論文が掲載されました。この論文によるとインフルエンザの発症リスクを低下させる因子は、ワクチン接種とこまめな手洗いでした。以前からも疑問視されていたマスクの予防着用は発症リスクを低下させる因子とはならないと結論付けられています。マスクの着用は、インフルエンザを発症している人が咳エチケットとして周囲に広めないようにする予防効果はあると思われます。インフルエンザの予防には、規則正しい生活習慣(睡眠、食事)が重要であることは言うまでもありませんが、乳幼児、園児、学童の場合、ワクチン接種も重要な予防手段の一つと思われます。
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