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赤ちゃんの便秘 2
赤ちゃんの便秘 2 は、ここをクリックしてください。
クリスマス 院内の様子
25日のクリスマスにサンタさんが来てくれました。
みんなクリスマスプレゼントをもらって笑顔でした。
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胃腸風邪の時の嘔吐物の処理について
胃腸風邪で、お子さんが嘔吐した時の消毒方法についてです。
処理をする時は、使い捨て手袋(胃腸風邪がうつるので素手で行うことは避ける)を着けて、
嘔吐物を消毒液に浸したトイレットペーパーや使わなくなったタオルで覆い、5~10分放置する。
ビニール袋に捨て、仕上げにも消毒液に浸したトイレットペーパーで拭きあげる。
ビニール袋は、口を結んで、捨てる。
消毒液の作り方
500mlのペットボトルで作ります。
塩素系 (ハイターやキッチンハイター) キャップ 1杯 + 水 500ml
この消毒液は、嘔吐物が付いた洋服等の消毒にも使えます。
※嘔吐時の処置時、アルコール類は、効果ありません。
※金属類には、使用出来ません。
※作り置きは、出来ません。その都度作ってください。
あざについて
あざにもいろいろな種類がありますので、色に分けて説明します。
Q;おなかの濃い茶色のあざは?
赤ちゃんが生まれた時からある茶色のあざは扁平母斑と言って、赤ちゃんでよくみられるあざの一つです。原因はよくわかっていませんが、残念ながら自然に消えることはありません。大きくなったり、悪性化することはないので治療の必要はないため経過観察して問題はありません。ただし、1.5cm以上の大きさの扁平母斑が体に6個以上みられる場合は神経線維腫症と言う全身の病気の可能性がありますので、病院を受診してください。また、できている場所によっては美容上の問題で、希望される場合はレーザー治療なども行われることがありますが、数か月で元に戻る可能性もありますのであまりお勧めはできません。
Q;青いあざについて?
1)背中、特におしりのあたりにある淡い青あざは蒙古斑と言われているものです。手や足にもみられ蒙古斑のような青あざは異所性蒙古斑といいます。蒙古斑は2歳をピークに次第に消退し、通常は4,5歳頃までにほんとんど自然消失します。異所性蒙古斑も通常の蒙古斑より消退時期が遅れますがほとんど消失するといわれ治療を急ぐ必要はありません。しかしながら中には存在する部位や範囲、色調が目立つ場合は、児や家族の精神的苦痛を配慮し、早期のレーザー治療の適応になることもありますのでご相談ください。
2)おでこの青っぽいあざは?
顔面、頭部の青あざには、うすい青色の場合は自然に消失する異所性蒙古斑の場合もありますが、太田母斑や青色母斑と呼ばれる消失しないものもあります。太田母斑は褐青色でレーザー治療の適応になります。また青色母斑は、結節や局面を形成するもので、レーザー治療や切除が必要となります。共に早期の治療がよいとされていますのでご相談ください。
Q;赤あざについて?
1) まぶたの赤いあざはサーモンパッチと呼ばれ、毛細血管が拡張したもので、うなじやおでこにみられることもあり、赤ちゃんの30-50%にみられ多くが1-2年以内にほとんどが消えます。
2) ほっぺにある濃い赤あざは単純性血管腫というもので、自然に消えることはありません。治療方法は早期からのレーザー治療に効果があります。
3) 生まれた時にはなくて徐々にイチゴ状に盛り上がってきた赤あざは、イチゴ状血管腫といって中に血管が多く、血液を含んでいるので赤く見えます。新生児期以降は数か月は大きくなりますが1歳頃から小さくなり始め消失しますので経過観察でよいと思います。ただ大きい場合や部位によっては治療が必要となるので専門医に紹介することがあります。
鼻のかみ方 練習しましょう
鼻水を貯めたままにしていると鼻腔内の細菌が繁殖して、副鼻腔炎や中耳炎をひきおこす原因となることがあります。鼻はすすらず、できるだけ出しましょう。
2,3歳になったら鼻のかみ方を練習しましょう。
正しい鼻のかみ方
* 片方の鼻を押さえて片方ずつかむl しっかり口から息を吸う
* ゆっくり少しずつかむ
* 最後まで強くかみすぎない
☆鼻がつまってかめない時は、鼻の付け根を蒸しタオルで温めると鼻の通りがよくなります
間違った鼻のかみ方
* 両方の鼻を一度にかむ
鼻汁が鼻の奥に追い込まれ副鼻腔炎になることがあります。
* 力まかせにかむ
鼻血が出たり耳が痛くなることがあります。
* 鼻をほる
粘膜を傷つけて鼻血が出たり、細菌感染の原因になったりします。
鼻のかみ方の教え方
* ろうそくを消すように口でフーと吐くことを教えます。空気が出ることを覚えたら口を閉じてフーっと
します。
* テーブルの上に小さくちぎったティッシュを数個置きます。
大きく息を吸って口を閉じます。片鼻を押さえ、押さえていない鼻の鼻息でティッシュを飛ばします。
* 小さく丸めたティッシュを片鼻に軽く入れて反対の鼻を押さえて飛ばします。親子で競争してみましょ
う。
赤ちゃんの耳掃除
耳掃除の頻度は?
耳垢のたまる頻度や程度には個人差があるため、適切な耳掃除の頻度は決まっていません。一般的には1週間に一度の耳掃除で十分だと思います。
赤ちゃんに耳かき棒は大丈夫?
赤ちゃんに使用する耳かき棒は、よく見かける竹や木の硬い耳かき棒は適していません。硬い素材の耳かき棒は、赤ちゃんの柔らかい肌を傷つける場合があります。
耳掃除の方法は?
赤ちゃんの耳掃除は、お風呂上りなど、皮膚がふやけている状態の方が楽にできるようです。
赤ちゃんの頭と手をやさしく動かないように固定して、ガーゼやタオルで耳の周囲の汚れを拭き取ります。
綿棒を使って外耳道についている耳垢をそっと拭き取って下さい。綿棒は乳幼児用の細い綿棒を使いましょう。大人用の綿棒を使うと、入り口付近の耳垢を奥へ押し込んでしまう可能性が高くなります。また、細い綿棒の方が耳への圧迫が少ないです。
耳垢は耳の奥で発生した老廃物が少しずつ入り口の方に移動してきたものです。耳の入り口付近、深くても1㎝に達しない辺りまでを拭くだけにしましょう。
この時に、耳の奥にある耳垢を無理やり取り除くことはしないで下さい。外耳道や鼓膜に外傷を与えたり、耳垢をさらに奥に押し込んでしまうことがあります。
黄色い膿は大丈夫?
黄色い耳だれのような液体が出てくる場合は小児科または耳鼻科に受診して下さい。液体の耳だれは耳の奥が炎症を起こしているかもしれないからです。
耳の周りがジュクジュクしたり、かさぶたのようになっている時や、赤ちゃんが耳を痒がって頻繁に触る時は、湿疹の可能性もあります。この時も小児科または耳鼻科に相談して下さい。
みずぼうそう(水痘)について
みずぼうそうは、子供のうちにかかるのが当然と思っていませんか?
みずぼうそうは「ワクチンで予防する病気」です。
「ほんとうはこわい、みずぼうそう」
みずぼうそうの患者数は、毎年約120-150万人で、軽症と思われがちですが、年間で重症化し入院する人が約4千人あり、死亡例も約20人みられ、実は注意が必要な病気です。みずぼうそうは感染力が強く、周囲のたくさんの人にうつしてしまい、保育園、幼稚園では流行します。感染すると、7-10日ほど園や学校に行くことができなくなります。体の抵抗力が弱い人や生まれてすぐの赤ちゃんは重症化する可能性が高く、特に注意が必要です。また、みずぼうそうに対する免疫を持たない妊婦さんが妊娠初期に感染すると、おなかの赤ちゃんが先天性水痘症候群という病気(四肢の形成不全、低体重、精神発達遅滞など)を持って生まれる可能性があります。また、みずぼうそうにかかったあとも、ウイルスは一生涯体の中にひそんでいて、ときどき免疫が低下した時に帯状疱疹を発症させます。4歳までの患者さんが80%とされています。2014年10月から公費負担となりますので、1歳を過ぎたら予防接種を受けましょう。現在の予防接種スケジュールでは、1歳過ぎに1回目、3-4か月後に2回目の接種が推奨されています。
赤ちゃんのつめの切り方
赤ちゃんのつめの切り方は次をご覧下さい。つめのお手入れ
メデイアが子供に与える影響について
テレビ、ビデオ、ゲーム、パソコン、携帯電話などのメデイアがコミュニケーション能力や睡眠障害に及ぼす影響について、ある学会で報告がありました。
メデイアとの接触時間が長い(平日ゲームが1時間以上、テレビが2時間以上)子供は、コミニュケーション能力に問題があるというデータが示されました。また、そういった子供は、睡眠の障害や気分の障害(切れやすい)、疲れやすいといったことも多いようです。メデイアとの過剰な接触が子供の健全な成長に問題をきたす可能性があり注意が必要です。
そこで、「子供とメデイア」への提言として以下のことが重要であると報告されています。
- 食事中だけでもテレビを消す
- テレビやビデオのついていない静かな時間を意識してとる
- 翌日も休日だと夜更かししがちだが、30分だけでも早寝する
- 乳幼児を育てている親は、テレビ、ビデオの時間を2時間以内に減らすべき
- テレビ、ビデオ、ゲーム、PC、携帯電話などそれそれのメデイアについて、時間や内容など具体的にどうしたらよいか。子供を交えて家族でしっかり話し合う
子供を寝かしつける際の注意点について
健康的な睡眠を得るためには、まずは規則正しい生活であり、毎日の起床、就寝時間を守ることは大変重要です。毎日の起きる時間、寝る時間を固定しましょう。また、上がった体温が下がってくる時に睡眠に入りやすいことから、入浴は、体を温めすぎないよう熱めのお湯は避けて、就寝前にしましょう。実際、眠りにつく際、視覚的刺激が強いテレビなどを見せない、寝室の明かりを落とすなど、睡眠環境を整えることも大切です。睡眠に関する合図として、明かりを“オフ”して入眠を促し、目覚めと共に“オン”にすることも試してみましょう。また、就寝時間の30~60分前に、絵本の読み聞かせなど、決まった入眠儀式を習慣化することも有効です。
発熱時のホームケア
発熱時、次のことを目安に、過ごしやすい環境をつくってください。
- 手足が冷たい時……体は火照っているが手足が冷たい時は、体温の上がり始めです。寒がるため、布団を一枚多くかけたり、靴下を履かせたりして体を温めましょう。
- 手足が熱い時……体だけでなく手足も熱い場合は、体温が上がりきっている時です。熱がこもらないよう薄着にしましょう。
- 汗をかいている時……汗をかき始めたら、熱を下げようとしているサインです。衣類を着替えさせ、シーツを取り替えましょう。
りんご病
<原因>
春から夏にかけて、毎年りんご病が流行します。りんご病は、ヒトパルボウイルスB19というウィルス性の感染症です。頬がりんごのように赤くなる特徴から、その名前が付けられました。
<症状>
初めは咳、鼻水、微熱が出るなど風邪と似たような症状から始まりますが、1週間くらい経つと、両方の頬に発疹が出て赤くなり、しだいに手足へ広がってレース状のまだらな発疹が出ます。発疹はかゆみがあり、潜伏期間は4~12日で、飛沫感染します。
まれに脳炎、脳症、心筋炎といった合併症を起こすことがあります。
<治療>
ウィルス性の感染症に効く薬はありませんので、基本的には症状を和らげる対症療法を続けながら自然治癒を待ちます。熱が出ることもほとんどなく、発疹は通常5~7日ほどで消滅します。発疹のかゆみを抑える抗ヒスタミン剤や、関節痛を和らげる鎮痛剤を処方します。お風呂で長く温まると、かゆみが強くなることがありますので、入浴は短時間で済ませましょう。また運動したり、日光に当たっても、同様にかゆみが強く出てしまいますので、発疹が引くまでは室内でおとなしく過ごすようにしましょう。
<感染>
感染力があるのは、風邪症状が出ている間(つまり、頬が赤くなる前)なので、りんご病の診断が付く頃にはすでに感染期を過ぎています。子どもが元気なようなら、登園・登校しても構いません(登園・登校許可証の必要がない病気のひとつです)。
妊婦さんが感染すると、流産や死産のリスクが高くなりますので、妊娠中に家族が感染したことがわかったら、産婦人科を受診することをお勧めします。しかし、この病気は有効な予防接種もなく、症状が現れる頃にはすでに感染期を過ぎてしまっているので、予防するのは難しいのが現状です
水いぼ
7月になると学校や幼稚園・保育園でプールが始まります。しかし、この時期に毎年流行するのが「水いぼ」です。自然に免疫ができて治る病気ですが、学校や園の方針で、「水いぼがある子はプールに入れない」というところに通っているお子さんの場合は、治療が必要です。
<原因、症状>
水いぼは、伝染性軟属腫ウィルスによって接触感染する皮膚疾患です。中に白い芯のある柔らかい粟粒大のいぼがワキの下、おしり、顔、腕、手足などに現れます。水いぼ自体は通常かゆみを伴わないのですが、肌の弱い子はかゆみのある発疹を併発する場合があります。特に肌の弱い子やアトピー性皮膚炎の子は、出たり治ったりを繰り返すことがあります。
<感染>
水いぼは感染力が強く、一緒に遊んでいる時やお風呂やプールなどで肌が擦れ合ったりすると、破れたいぼからウィルスが飛び散って他の人に感染すると言われていますが、確たる根拠はありません。恐らく、水いぼになりやすい子は、皮膚のバリアー機能が弱いのではないかと言われています(ちなみに大人で水いぼはほとんどみかけませんね)水いぼができても、ウィルスに対する抗体が1年くらいで作られると言われており、通常は放っておいても自然に治るものですが、確実とは言えません。自然に治ると信じて放っておいたら、完治するのに数年かかったとか、全身に広がって大変な思いをしたというケースも稀にあります。
<治療>
いぼの数が増え続けてなかなか治らない場合や、症状が悪化しやすいアトピー性皮膚炎のお子さんの場合には、皮膚科でピンセットでつまんで取ったり、液体窒素でいぼを凍結して取るのことがありますが、この治療法はいぼがある程度大きくなるまで待たなければならない上に、ひとつずつ摘除するのにかなりの痛みを我慢しなければなりません。尚、痛みを和らげるテープを使う方法もありますが、子どもにはテープの薬の副作用があり勧められません。水いぼは、漢方薬を内服して体の中から治すという方法もあります。五苓散とヨクイニンという漢方薬を1,2か月内服することで、体の免疫力を高めます。民間療法ではハトムギ茶を飲むと効果的だと言われていますが、これはハトムギにはヨクイニンという免疫効果を促進する成分が含まれているからです。
当院では、痛みを伴わない治療として、漢方治療を勧めています。
予防接種で来院される方へ
●予防接種の時間帯(火・金曜日の14時~)にお越しの患者様へのお願い●
この時間帯は予防接種をスムーズに進めるため、予防接種以外の業務
(投薬、身長・体重測定など)はご遠慮いただきますようお願いします。
もしご希望の方は、15時前に来院していただくか、予防接種の時間終了後までお待ちいただくことになりますので、ご了承ください。
鼻水、鼻づまり
鼻に、花粉やほこりなどが入ったときに、これらの異物を外に流しだそうとして鼻水が出ます。ウイルスや、細菌などの病原菌が鼻の粘膜に感染すると、膿の混じったドロッとした鼻水になります。(青鼻) 小さい子供さんは、鼻が自分でかめず、鼻の通り道が細いので、ちょっとしたことで鼻がつまりやすく、いつまでもグスグスしてなかなか治りません。鼻がつまると母乳やミルクが飲みにくい、寝苦しい、機嫌がわるいなどの症状がみられます。鼻づまりを一気に解決する方法はありませんが、以下の方法が有効と思われます。
1)蒸しタオルで鼻を温める
蒸しタオルで鼻を温めると、鼻の周囲の血管が拡張して、鼻のとおりがよくなります。ただし、窒息しないように気をつけてください。
2)鼻の付け根のマッサージ
鼻の付け根(大人だとめがねの当たる場所)を指でもみもみすると、鼻の周囲の血管が拡張して、鼻のとおりがよくなります。ただし、眼を強く押さないように。
3)鼻汁吸引器、生理食塩水噴霧
子供用の鼻汁吸引器(当院で200円で販売)で、まめに吸ってあげてください。お風呂上りなど、鼻水が出やすいときに行うのが有効です。鼻水がつまっていて吸えない時は、生理食塩水(薬局で売ってます)を鼻の穴に噴霧して、その後に鼻汁吸引器で吸うと効果が上がります。
4)内服治療
鼻がかめずいつまでも青鼻が続いて、夕方になると熱が出る場合、鼻に細菌がついていることがあり、その場合は抗生剤を処方することがあります。また、耳が痛いなどの症状がなくても中耳炎を併発していることもあります。発熱もなく、青鼻のみ続き、夜間も鼻づまり、咳のため眠れない場合、漢方薬が有効なことがあります。
漢方(五苓散)の飲ませ方
当院で漢方薬が処方されたら次のように飲ませて下さい。
漢方薬1袋に対して、水20ccを入れて
電子レンジで20秒加熱。
ここに氷1個を入れて、スプーン1さじずつゆっくり飲ませてください。
もしこの方法で飲めないときは、
ココア、チョコクリーム、アイスクリームや
はちみつ(1才以上)に混ぜて飲ませてください。
五苓散が処方された時は、
吐き気があるので、他の物には、混ぜないでください。
やけどをした時
#ストーブ、アイロンに触った。
・水道の流水で5分以上冷やし(痛みがなくなるまで)患部の温度を下げます。
#お湯やスープをかぶった。
・皮膚に直接触れていない上着はゆっくり脱がす
・熱湯はあちこち飛びやすいのでやけどした場所を確かめる。
・下着や靴下、おむつなど直接皮膚に触れているものは無理に脱がさず、服の上から全身にシャワーで水を5分以上かけて冷やします。
*病院に行く目安
・広い範囲の火傷(大人の手の平片手分より広い時)
・水泡ができた火傷(水泡ができていても範囲が小さければ翌日でもOK)
水泡は破れると病原菌が入りやすいのでつぶさず、そのまま受診して下さい。
・手や指の場合はくっついたりすることがあるので酷い時は受診して下さい。
・鼻や口の周りは熱いものを吸い込んで内部が外見以上に酷くなっていることもあるので受診を。
・性器の場合は尿が出なくなることもあります。
異物を飲み込んでしまったとき
#ビニール、ティッシュ、広告チラシ、新聞、シール(お菓子の包み紙や箱のセロハンなど)
飲み込んだとしてもわずかだと思うので様子をみてもらっていていいと思います。
数日のうちに、うんちと一緒に出てきます。
*切れ端がのどにひっかかったり、気管に詰まったりする可能性も考えられるので、おかしな咳をしたり、何度も吐く時は病院受診して下さい。
#コイン、ネジ、クリップ、ボタン、キャップ
飲み込んでしまったら、あとはうんちと一緒に出てくるのを待つだけです。
ネジやクリップなど、とがった物を吐かせると食道などを傷つける可能性があるので
無理に吐かせることはしないで下さい。心配な時は病院受診して下さい。
*ボタン電池を飲み込んだ時は必ず病院受診して下さい。
のどに引っ掛かったり、胃の中に長く留まっていると、電池から水酸化ナトリウムが発生して、組織に穴をあけるおそれがあります。
#タバコ
タバコの誤飲はまず吐かせて下さい。水分をいっぱい飲ませ、口に指を入れて吐かせましょう。少量の時は吐かせて5時間くらい様子をみて下さい。
*タバコを2㎝以上飲んだ時はすぐに病院受診して下さい。
*灰皿がわりの空き缶などの水にニコチンがしみ出ていて、それを飲んだ時はすぐに病
院受診して下さい
#化学薬品、洗剤
吐くときに食道や肺を傷つけることもあるので吐かせてはいけないものもあります。対処法はさまざまなので医療機関に連絡をして下さい。
#薬
薬を飲んでしまった時はすぐに病院受診するか医療機関に連絡をしましょう。どんなものをどれくらい飲んだか伝えましょう。
少しでも様子がおかしければ救急車を呼んで、飲んでしまった薬を持って病院に行くようにします。
熱性けいれん(ひきつけ)をおこしたら
熱性けいれんは急に高熱が出た時に起こります。ほとんどは5分以内に自然に治まります。
命にかかわる病気ではありませんので落ち着いて子供の様子を見ましょう。
① 平らな場所に静かに寝かせ、吐いた物がのどに詰まらないように顔を横にする。
② 衣服の首回りを緩める。
③ けいれんが5分以上続く場合は救急車を呼ぶ。
けいれんが止まっていても意識がはっきりしない、視線が合わない、様子がおかしい時は急いで医師の診察を受けて下さい。
*熱の上がり始めにガタガタ震えるのは悪寒です。
熱が出たとき
発熱は病気の原因(ウイルスや細菌)と有利に闘うための防衛反応です。体温が上がるとウイルスや細菌は活動しにくくなります。ウイルスや細菌と闘うために、脳が指令を出して体温を上げているのです。子供は体温の調節機能が未熟な為、時には40.0℃を超えることもあります。
*急いで受診すべきか迷ったときは・・・
目安は生後3か月を過ぎていて機嫌がよければ熱が出ても急ぐ必要はありません。「機嫌が良ければ」とは「食べる(飲む)、寝る、遊ぶ」がだいたい普段通りできていればということです。「生後3か月未満の発熱は特に注意を!」生まれて3か月の間は特に「抵抗力が弱い=防衛反応が弱い=症状が出にくい」ので病気の始まりには発熱以外の症状がなく機嫌が良いことがあります。慎重を期して、急いで受診することが勧められます。必ずしも、重い病気ではないのでむやみに心配する必要はありません。
*発熱時の対応と座薬の使用方法
高熱が続くと頭がおかしくなるのでは?と思って熱を下げようとする人がいますが、その心配はありません。40.0℃程度の高熱でも脳はダメージを受けません。発熱は防衛反応なので薬で抑えるとかえって治りが遅くなるおそれがあり、病気が治って下がったのか薬で抑えたのか区別ができなくなります。解熱剤を使わなくても病気は治りますので、高熱でも元気があり、走り回っている時は解熱剤を使わず様子を見ましょう。熱が出て辛そうな時は解熱剤で一時的に熱を下げると、少し楽になって水分や睡眠が取れることがあります。解熱剤の効果は一時的なものなので、効果が切れるとまた体温が上がってきますが病状が悪化しているのではないので心配しないで下さい。
#1回2/3本の時は座薬のとんがっている方から2/3の所をはさみで切って使って下さい。残りは捨てて下さい。
#使用する間隔は6~8時間あけて下さい。
*冷却の仕方
室温は暑すぎず、寒すぎず適温にしましょう。首の後ろから手を入れて、汗ばんでいたら暑すぎです。手足を触ってみて冷たくなっていたら寒すぎと考えて温度調節をして下さい。(エアコンの目安温度 夏は28度、冬は20度)
#熱の上がり始めは手足が冷たく寒気がありぶるぶると震えることがあります。 その場合は、冷やさずに衣服を着せたり、布団をかけるなどしてあたためましょう
#熱が上がり切ると手足があたたくなります そうなったら寒気もなくなりますので薄着にする 暑がる場合は布団は掛けなくてもよい 本人が気持ちよさそうなら氷枕を使って頭を冷やし、着替えはいつもよりこまめにし、ぬるま湯で身体を拭いてあげましょう