みずぼうそうは、子供のうちにかかるのが当然と思っていませんか?
みずぼうそうは「ワクチンで予防する病気」です。
「ほんとうはこわい、みずぼうそう」
みずぼうそうの患者数は、毎年約120-150万人で、軽症と思われがちですが、年間で重症化し入院する人が約4千人あり、死亡例も約20人みられ、実は注意が必要な病気です。みずぼうそうは感染力が強く、周囲のたくさんの人にうつしてしまい、保育園、幼稚園では流行します。感染すると、7-10日ほど園や学校に行くことができなくなります。体の抵抗力が弱い人や生まれてすぐの赤ちゃんは重症化する可能性が高く、特に注意が必要です。また、みずぼうそうに対する免疫を持たない妊婦さんが妊娠初期に感染すると、おなかの赤ちゃんが先天性水痘症候群という病気(四肢の形成不全、低体重、精神発達遅滞など)を持って生まれる可能性があります。また、みずぼうそうにかかったあとも、ウイルスは一生涯体の中にひそんでいて、ときどき免疫が低下した時に帯状疱疹を発症させます。4歳までの患者さんが80%とされています。2014年10月から公費負担となりますので、1歳を過ぎたら予防接種を受けましょう。現在の予防接種スケジュールでは、1歳過ぎに1回目、3-4か月後に2回目の接種が推奨されています。
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