嘔吐した時は吐物が気管につまらせないようにすぐに顔を横にむけましょう。
下痢をした時はおしりがただれやすくなります。ぬるま湯でコットンを湿らせて押さえるようにこまめに拭いてあげてください。
*水分の取り方
1度にたくさん飲ませてはいけません。たくさん飲むと吐いてかえって状態が悪くなることがあります。
吐き気止めの座薬を使った場合は座薬を入れてから1時間以上様子をみて吐くのがおさまってから経口補水液(アクアライト、OS1)を与える。与える時は 1口5mlを5分おきに根気強く。吐くようなら15分~30分後に5mlを飲ませてみる。2回目もだめなら30分後にもう1回挑戦してみる。
母乳(ミルク)栄養児の場合は少しずつ何度も与えてください。その場合、無理に経口補水液に変更する必要はありません。
*下痢のときの食べ物
(乳児)下痢のひどいとき
母乳、ミルク、下痢治療乳(ラクトレス、ボンラクト)、野菜スープ、味噌汁のうわずみ、
りんごのすりおろし汁、
下痢が良くなってきたら
豆腐、パンがゆ、おかゆ、ベビーせんべい、ウエハース、にんじん、かぼちゃの煮つぶし、煮込みうどん、白身魚の煮つけなど
(幼児)*水のような便のとき
アクアライト、野菜スープ、味噌汁、重湯、りんごのすりおろし、
*ドロドロの便のとき
豆腐、パン粥、ベビーせんべい、ウエハース、バナナの裏ごし、にんじん、かぼちゃの煮つぶし
*やわらかい便のとき
お粥、うどん、白身魚の煮つけ、卵、とりのささ身、野菜の煮つけ
*冷たいもの、油っこいものは避けましょう。
#こんな時は病院受診を
・泣いても涙が出ない。
・目が落ちくぼんでいる。
・皮膚、口、舌が乾燥している。
・呼吸が速く眠りがち、あるいは機嫌が悪い。
・1日に6回以上の大量の水様便が出る。
・緑色の嘔吐がある。
・皮膚が冷たく白っぽい、顔色が悪くぐったりしている。
・血便がある。白っぽい便が出る。
・嘔吐が続いて飲んでもすぐに吐いてしまう。
・乳幼児で39.0℃以上の熱がある。
・特に生後4か月未満は38.0℃以上あるとき。