溶連菌感染症

2019-06-10

原因

溶連菌という細菌が原因で、唾液などのによってうつります。潜伏期間は2-3日で、幼稚園や小学校で集団発生することがあります。溶連菌感染症のあとにまれに急性腎炎やリウマチ熱を起こすことがあるので、きちんとした診断と治療が必要です。

症状

のどの痛み、熱、体や手足に赤く細かい発疹、嘔吐などの胃腸症状がみられます。数日するとイチゴのようにブツブツした舌になり、治り際に指などの皮がむけることがあります。
免疫が十分にはできないので、家族に感染して同じような症状が出たり、何度も繰り返したりするときは家族全員で治療することが必要になります。

治療

のどの検査で溶連菌がいることがわかれば、抗生剤を5-7日間飲みます。抗生剤が良く効く病気なので、2日間抗生剤を飲むと、熱が下がり、のどの痛みもなくなり、他の人にうつることはなくなります。しかし、数日で抗生剤を中止すると症状がぶり返すことがあります。しっかり治療しないと急性腎炎やリウマチ熱を起こすことがあるので、医師の指示通りに最後まで飲むことが重要です。

家での注意

抗生剤が良く効くことが多く、1-2日で症状が軽快します。のどが痛いときは、熱いものや辛いもの、すっぱいものは避けましょう。入浴は、熱がなければかまいません。家族にもうつるので、予防のためにはうがい、手洗いをしましょう。保育所、学校は、抗生剤を2日間飲んで、発熱、発疹、のどの痛みが良くなれば登校可能です。

検査

溶連菌に感染しているかどうかは、のどを綿棒でこすり、迅速検査で5分程度で診断がつきます。

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